目のしくみ
「見える」の奥にある構造
目は、さまざまな部位からできた眼球、視神経、まぶた、涙腺などから成り立っています。眼球の直径は、生まれてすぐの赤ちゃんで約17mm、大人だと約24mm。視力は6歳くらいまでに完成し、年をとるごとに水晶体の機能が弱まるなどして衰えていきます。多くの情報を受けとめる目は、一生大切にしたいもの。日頃から、目を酷使せず、姿勢や照明にも気をつけるようおすすめします。
目のしくみはカメラによく似ています。「角膜」と「水晶体」はレンズ、「虹彩」はしぼりにあたり、「網膜」はフィルムの役割を果たします。
強膜(きょうまく) | いわゆる「白目」。眼球の一番外側にある白く丈夫な膜。 |
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角膜(かくまく) | 正面にある厚さ約1mmの透明な膜。光を屈折させます。 |
虹彩(こうさい) | 茶色に見える部分。中心に瞳孔があり、光の量を加減します。 |
毛様体(もうようたい) | 毛様体筋という筋肉があり、水晶体の厚さを変え、ピントを合わせる働きをします。 |
脈絡膜(みゃくらくまく) | 強膜の内側にある黒い膜。瞳孔以外から光が入らないようにする働きと、眼球に栄養を与える役目があります。 |
網膜(もうまく) | 見た物の像が結ばれる場所。光からの信号を視細胞によって変換し、大脳中枢へ情報を伝達します。 |
水晶体(すいしょうたい) | 両凸レンズの形。焦点を調節して、光を屈折させ、像を網膜に結びます。 |
硝子体(しょうしたい) | 透明なゼリー状。眼球の形と弾性を維持しています。 |
2つの目で見る1つの映像
人間は2つの目で見た物を、脳でまとめて1つの映像としてとらえています。これを「両眼視(りょうがんし)」と言い、この働きのおかげで、物体を立体的に見たり、奥行や遠近感を感じることができるのです。しかし、左右の視力差が大きかったり、視線のズレが大きいと、両眼で正しく見ることができません。ビジョンケアを追求する富士メガネでは、両眼視に十分配慮してレンズをきちんと調整し、よく見え、疲れにくいメガネをご提供しています。